国際プロジェクトを成功へ導く。
元米国国家安全保障会議アジア部長ビクター・チャと会談
日本と世界をつなぐ国際プロジェクトでは、言語や文化的価値観の違いが成功を阻むことがあります。
マグマ・ファーイーストは、こうした言語・文化の壁を乗り越えるだけにとどまりません。弊社は、国際パートナーシップを真の成功へ導くために必要なすべての要素を統合的に支援します。
翻訳、文章執筆・編集、リサーチ、逐次・同時通訳などの専門サービスに加え、日本と欧米の間を往復してきた経験と深い洞察を活かし、実務上・人間関係上の課題を根本から解決します。
“マシュー・カーペンターさんが、働いたおかげで社内のコミュニケーションを円滑にして、日本国内と米国とのスムーズな業務が進行できました。特に日本国内の日本語による連絡体制、日本文化の背景を理解した上で、米国のカルチュアをバックブランドにして、米国企業とのネゴシエーションなどを的確にこなしていました。日本とアメリカの様々なギャップを理解した上で、困難な契約でも締結にこぎつけて、難しい局面でも楽しい職場作りを心がけていました。”
サービス内容
リエゾン・業務代理交渉
国際的な会議や交渉において、言語と文化の壁を超え、関係者の意図と期待を正確に伝えます。信頼を築き、合意形成を円滑に進めるための架け橋となります。
調停・問題解決
国際プロジェクトの停滞や摩擦の原因を特定し、組織間・組織内部のずれを調整して関係を再構築します。表面的な対応ではなく、構造的な課題を根本から解決します。
市場参入・戦略コンサルティング
海外進出・対日進出の際に生じる文化・制度・商習慣の違いを分析し、現地に適応した戦略を立案します。日本と欧米それぞれの強みを融合させ、実行可能なアプローチを設計します。
翻訳・通訳(逐次・同時)
外交・政府機関・ビジネスの現場で培った20年以上の経験を活かし、正確かつ信頼を生む日英翻訳と逐次・同時通訳を提供します。言葉だけでなく、意図と背景を的確に伝えます。
日英ライティング・編集
ビジネス、政策、メディアなどの分野で、目的と読者に合わせた自然で説得力のある日英文章を作成・編集します。文化的背景を踏まえ、正確性を保ちながら信頼性を高めます。
リサーチ・戦略分析
東アジアやユーラシア地域を中心に、文化的・政治的・歴史的要因を踏まえた調査と分析を行います。意思決定に直結する具体的な洞察を提供します。
国連安全保障理事会メディアブース前
主な実績
停滞した日米パートナーシップの再生
ニューヨークに拠点を置くテクノロジースタートアップ企業と日本の大手保険会社との契約が、8か月間成果を上げられず停滞していました。マグマ・ファーイーストは3日間で、コミュニケーションスタイルと暗黙の期待値のずれを特定し、信頼と前進の勢いを回復する実務的な解決策を実現しました。
200のNGOの声を力に変える
国際女性権利団体の依頼を受け、日本全国の200のNGOを対象とした調査を統括しました。文化的な正確性を保ちながらアンケートを翻訳し、厳格なデータ品質管理を実施。回答者の真の声を保持することで、クライアントがコミュニティのニーズを的確に理解し、アドボカシー活動の影響力を強化できるよう支援しました。
関係を修復する謝罪の設計
異文化間における効果的な謝罪は、適切な言葉以上のものを必要とします。文化的戦略が不可欠す。弊社は、組織が文化の境界を超えて真摯さを伝える謝罪を構築・実行できるよう支援し、信頼を回復し、対立を新たなパートナーシップへと転換します。
川名雄生選手に通訳
プロMMA選手
文化の狭間で生きるカーペンターさんの物語
カーペンターさんは奈良市で生まれ、23歳まで奈良県生駒市で育ちました。日本、特に関西は、彼の人格と価値観を形づくった原点です。
父は中国美術史と漢詩の研究者、母は日本文学の翻訳者。アジア研究の専門家である両親のもと、家では古美術や書物に囲まれ、外では田んぼや竹林、山林、寺社を駆け回りながら幼少期を過ごしました。古都・奈良でのこの環境が、カーペンターの知的好奇心と東西両文化への深い理解の基礎となりました。
こうして彼は、二つの文化と思考体系の中で育った「バイコグニティブ(bi-cognitive)」な人間として形成されました。バイコグニティブとは、単に2か国語を話せるという意味ではありません。文化や価値観、判断基準そのものを切り替えながら、異なる思考の枠組みを同時に行き来できる能力を指します。日本的な「調和・間接性・関係性」を重んじる思考と、アメリカ的な「明確さ・主体性・行動」を重視する思考。その両方を深く理解し、状況に応じて使い分ける力が、彼のキャリアと人生の中核にあります。
カーペンターさんのキャリアは、この文化統合を体現しています。ニューヨークでは、日本の防衛省を代表する輸出入企業の支社を管理し、また、2011年の東日本大震災では仙台で、国際NGOの救援活動に参加しました。読売新聞の国連担当記者として国際外交と安全保障を取材し、当時の国連事務総長バン・ギムン氏から推薦状を受け取りました。
その後、企業経営陣、国際NGO、法律事務所向けの戦略コンサルティングと通訳サービスを提供し、ウォルト・ディズニー社などから評価をいただいています。また、米国司法省および国土安全保障省の同時通訳業務も担当しました(SOSi社契約)。
学歴としては、同志社大学の法学部で学んだ後、ワシントン大学にて法学・政治学・経済学の学士号(Dean's List)を取得。その後、ミドルベリー国際大学院モントレー校で国際政策修士号(安全保障専攻)を取得しました。
ユーラシア地政学に関する分析記事を、地政学リスク分析の大手機関スタートフォア(Stratfor)などに寄稿しています。本サイトでは、それらの分析やブログも掲載しています。
